中ではあったが、ある程度互角に戦えたと思っている。タラ、レバは禁物であるけど、1Qからこのくらいの気持ちで取り組んでいれば、もっと接戦に持ち込めたのではないだろうか。サイドラインにいてとても悔しい試合だった。
但し、チーム再建から運良く3年連続関東大会に出場することが出来た。現高校3年生部員については高等部へ入学後、公立中学校を得て入部した選手が多く在籍している。1年生の時にアメフトの”ア”の字も分からず夏合宿に参加し、非常に短期間でアメフトを理解させた。しかし、彼らの吸収力はすばらしく、1年目の秋から競技生活わずか数ヶ月で立派に活躍してくれた選手が多かった。今こうしてチームが存続できるのも彼らのおかげでもある。関東に出場出来たことを選手に心から感謝したい。そして、翌日の二回戦では地区優勝した立教新座高校が勝利し、地区では久しぶりにベスト4に入った。是非とも地区のために勝ち続けてほしい。
さて、これで高校3年生はシーズンを終了し引退となった。現高校2年生は1名しかおらず、今秋からは1年生主体のまさにルーキーズ(?)となる。時を同じく公開された『ルーキーズ・卒業』のフレーズに、”夢が俺たちを強くした。”というものがある。まさにその通りで、我々も夢をあきらめることなく新チームで再スタートしたい。
《コメント》
前半は押されっぱなしだった。開始早々、立教戦同様
早々とTDをとられ、前半で決着がついてしまった。
朝から雨が降り続き、気温も17℃程度と涼しいよりも、少し肌寒い中での始まりだった。だから、雨は残念だが真夏日よりはよっぽどいい天候であったに違いない。3年前から早大学院と対戦し続け、三度目の正直をねらって始まったゲームであったが、結果は3TDはとったものの、すでに勝敗は決定されてからの得点であり、大敗は否めないゲーム内容であった。相変わらず、1Qは早大学院のパワーと気迫に押されっぱなしのゲーム展開で、地区内でも不安視されたディフェンスが全く機能しなかった。特に、タックルから外側に展開するランプレーについては全く対応できず、おもしろいようにシリーズ獲得を与えてしまい、為す術を失ってしまった。選手たちはどこかで躊躇している様子が見え隠れし、やはり大舞台での気持ちの差が点差にも大きく表れてしまったと思う。一方、オフェンスはというと、頼みの綱でもある、#11QB静谷選手が立教新座高校戦に続き不発に終わってしまった。試合開始と同時に雨はほとんど上がり、我々も革ボールを選択して終始試合は出来たので、雨の影響はほとんどなかったと思う。そして早大学院のディフェンスもDLが2名程度で対応してくる体型でだったので、パスラッシュにはほとんど入ってこなかったにもかかわらず、ショットガンの生命線でもあるパスがことごとく通らなかった。やはり、気持ちの問題は大きくゲームを左右するものである。ただ、後半に入り、やや意識を取り戻した選手たちは、相手が勝利を確信して交代選手を出す
得点経過
TEAM PLAY(NAME)yd PLAY種類 PAT
1Q 早大学院  #25   :(  2yd) RUN   RUN NG
1Q 早大学院  #27   :(  1yd) PASS  PASS NG
1Q 早大学院  #37   :( 16yd) PASS  KICK NG
2Q BEARS  #18矢吹:( 37yd) INT KICK NG
2Q 早大学院  #10   :( 11yd) PASS KICK G
2Q 早大学院  #23   :(  4yd) RUN KICK NG
3Q 早大学院  #87   :(  6yd) PASS KICK NG
3Q BEARS  #21廣澤:( 82yd) RUN KICK G
3Q 早大学院  #41   :( 11yd) SAFETY
4Q 早大学院  #     :(  1yd) RUN KICK G
4Q BEARS  #18矢吹:( 13yd) PASS KICK NG
4Q 早大学院  #8    :(  9yd) FG
詳しい記録はここをクリック
第35回 関東大会 1回戦 対 早稲田大学高等学院

2009年5月30日(日) アミノバイタルフィールド
AM10:30KICK OFF  天気:  (12分正式計時)

学院に通算3連敗、無念のシーズン終了!

Team 1Q 2Q 3Q 4Q total
19
早稲田大学高等学院 18 13 10 49

第35回 関東高等学校アメリカンフットボール大会日程

 3年連続関東大会に進出できることになったことを喜ぶべきか、あるいは再び対戦することになった早稲田大学高等学院とどう戦うか、返って課題は大きいものになってしまった。しかし、3年連続関東大会に進出できたことは誇れることであり、この経験を生かして出場するからにはその名に恥じない戦いをしたい。
 さて、対戦相手であるが、前述した通り関東大会で一昨年は初戦で、昨年は準決勝であたった早稲田大学高等学院となった。学院はご存知の通り、昨年度クリスマスボウルで大阪産業大学附属高校を相手にすばらしい戦いぶりを見せ、ラスト数秒で逆転されたものの関東地区代表として恥じることのない戦いぶりで準優勝の栄冠を手にした強豪校である。正直、最近の都大会の状況から考えて、東京4位で学院と対戦することは想定外であった。しかし、これで三度目の対戦となる。この時期は毎年体育祭と中間試験の谷間に日程があり、勝ち進めば試験のための部活動停止期間中に対戦することになる。どの学校も同じような日程で進んでいるはずだから言い訳はできないが、課外授業、居残り補習と次から次へと練習時間が限られてくる。このことだけがとても無念ではあるが、それでも地区決勝戦より、選手達は自分たちの意志の弱さを猛烈に反省し、何とか一矢を報うべく走り込みに終始している。昨年も運良く準決勝までコマを進めることができたが、6月に入り暑さと湿気で何もできずに終わってしまった。同じ失敗はしたくない。高校3年生にとっての現役生活も後わずかとなってきた。地区決勝で大敗した反省をもとにスタッフの準備にも余念がない。相変わらず部員数は少なく、両面で対応しなければならないが、そうであっても三回目の対戦をすることになった、早稲田大学高等学院に勝利すべく全力を傾注したい。